鎖で繋がれたサーカスの象。思い込みは思考の自由を奪う

サーカスにいる象は、普段は小さな杭に繋がれた
「鎖」を足に巻かれているだけで管理されています。

象ほどの巨体ならば、
“杭を根こそぎ引っこ抜くほどの力”
を持っているはずです。

それなのに象は、なぜ逃げようとしないのでしょうか?

 

もし、自分が象の立場だったら、そんな鎖なんか引きちぎって、
その場から逃げ、自由の道を選択すると思います。

でも、象にはその場から逃げる選択肢はありません。

 

その理由は…

「サーカスの象が逃げないのは、
生まれたばかりの子象の時から杭に繋がれているから」

です。

 

つまり、サーカスにいる象は、
何回も何回も逃げようと試みていたのです。

でもそれを試みたのは、子象の頃でした。

その頃は小さくて、杭を根こそぎ引っこ抜くほどの
力はまだまだありません。

なので、どんなに頑張っても
鎖から逃げることができなかったのです。

 

次の日も、次の日も。
そのまた次の日も…

何度も繰り返し、
鎖を引きちぎろうとしたができなかった…

 

そして、ある日…

ついに子象は逃げることをあきらめたのです。

 

子象は、
「この鎖と杭に繋がれると逃げることができない!」
と、そう思い込むようになってしまい、

足についた杭と鎖はこういものだと、
子象の頃に理解したのです。

 

これが、サーカスにいる象が逃げない理由だそうです。

 

それ以来、いくら巨体になって
その杭を引っこ抜く力があったとしても、

サーカスにいる象は、
「できない」
と思い込んでいるから逃げないのです。

 

これは、思い込みや先入観を
植え付けるための”洗脳教育”で、

今の世の中にも当てはめることができます。

 

例えば、
学校、親、新聞、テレビ、ネット等…

私たちは、これらの「フィルター」を通して、
教育を幼い頃から受けています。

 

そして、大人になった今では、
その”情報”や”教え”を何の疑いもなく信じ、
正しいと思い込んでいる人がほとんどです。

 

それは、小さな世界観(誰かの世界観)で生きることを意味し、
自分の可能性を閉じ込めていることになります。

 

また、そういった人たちは、この小さな世界観で
生きていることにさえ気づいていません。

つまり、
「気づいていないことに気づいていない」
のです。

 

例えば…

「メガネは、視力を矯正するための道具」

「メガネは、視力が悪い人、老眼になった人がかけるもの」

「近視(視力低下)は進むもの」

と思っていませんか?

 

そうです!
これが、この業界の今の常識です。

 

しかし、これは…
「誰かの都合でつくった常識」
なのかもしれません。

 

本当は、

「メガネで、視力低下、緑内障、黄斑変性を予防ができる。」

「メガネで、肩こり、頭痛、吐き気を軽減することができる。」

「メガネで、集中力を向上させることができる。」

これが、メガネの役割であって新しい常識だとしても…

 

でも、この常識が広がると
「都合が悪くなる人」
がたくさんでてくるので、

洗脳のフィルターをかけて、
情報操作をしている…

という嘘のような本当の話しがあるとしたら?

 

これは例え話ですが、「天動説」と「地動説」のように、
実際にこういった話は今でも存在しています。

 

思い込みや先入観は、”思考を停止”させ、
“思考の自由”を奪います。

また、目の前にチャンスが転がっているのに、
それを見逃してしまうことになります。

 

そうならないためにも、
常になぜ?(why?)を自分に問いかけ、

鳥のように、
一つ上の視点(上空)から物事を俯瞰してみることが大事で、

それが、思考の自由を取り戻す訓練になると言われているようですね。