「視力=良い眼」ではない時代へ

多くの方が「良い眼」と聞いてまず思い浮かべるのは、「視力表の小さな文字がくっきり見える」ことかもしれません。確かに、それはひとつの要素です。でも、それだけでは足りません。

たとえば、視力が1.5あっても、目の奥が重く感じる。パソコンに向かうとすぐに疲れる。姿勢が悪くなって首や肩がこる。こうした症状に悩む人は少なくありません。
「見えてはいるけれど、楽に使えない目」──これが現代人に増えている状態です。


目は「感じ、考え、動く」ための起点

私たちの目は単に物を見ているだけではありません。
情報を正確に捉え、脳に届け、判断し、体を動かす。すべての行動のスタート地点なのです。

たとえば、スポーツで球のスピードや距離感を瞬時に見極める。
学習で黒板や画面の内容を理解し、記憶する。
日常生活でも、人の表情や空気を読む。
こうしたことすべてに「眼の質」が関わっています。


良い眼とは「パフォーマンスを支える眼」

だからこそ、視覚ラボで私たちが考える「良い眼」の基準はこうです。
『心と身体の健康を守りながら、学びや仕事、スポーツなどあらゆる活動で本来の力を発揮できる眼』

視力が良いことは大事ですが、それは「良い眼」の一部分にすぎません。
本当に大切なのは、「どう見えているか」ではなく「見え方が、あなたの行動や健康にどう影響しているか」という点です。


あなたの「見方」が、あなたの人生をつくる

現代は情報過多で、眼が酷使されやすい時代です。だからこそ、自分の眼の使い方を見直すことが、心と身体のパフォーマンスを高める第一歩です。

視力だけを基準にしない、あたらしい「良い眼」の概念を、ぜひ一緒に育てていきましょう。